エシカルインタビューVol.13 健康な肌と環境保全を考えるサスティナブルなスキンケアブランド bambina

エシカルインタビューVol.13 健康な肌と環境保全を考えるサスティナブルなスキンケアブランド bambina

活動について

本日は、健康な肌と環境保全を考えるサスティナブルなスキンケア製品を販売しているbambinaさんにお越しいただきました。よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

それでは早速質問に入らせていただきます。まずは商品の特徴についてお聞かせください。

はい。bambinaの大きな特徴としては竹炭のミネラルが主成分で入っているというところです。竹炭が入った洗顔フォームというのは世の中に既にあるのですけれども、竹炭からミネラル成分を抽出して、それをスキンケア製品にしているというのは多分我々が業界で初めてだと思います。

このミネラルというのが一体何なのっていうところなんですけれども、新陳代謝を活発にするカリウムと、温泉などでよく用いられている匂いがちょっときつい硫黄、あともう1つがシリカというものです。別名がケイ素とかって呼ばれているのですけれども、こちらも保湿成分がしっかりふくまれていて、よく化粧品に入れられたりしています。自然の竹炭から取ったミネラル成分中にこれらがすごく含まれていたということから、それを化粧品にしたっていうのが製品の大きな特徴となっています。

山口県の竹を用いて化粧品を作っているところも、製品の注目すべき点です。

材料の竹について

ありがとうございます。いま特徴の一つとして山口県の竹を用いていることを挙げられていたのですが、これについてもう少し詳しくお聞きしてよろしいでしょうか。

はい。まず竹に関してなのですが、家の広がる地域に竹が生え過ぎている問題である竹害というものがあります。この原因は孟宗竹と呼ばれる竹なんですね。この竹のたけのこは春になるとよく食べられるもので、昔よく植えられたんです。しかし、そのたけのこも安いからという理由で中国産のたけのこが消費されるようになり、国産のたけのこというのがあまり消費されなくなっていたということで問題となっています。
その他に、過疎化が進むことで、竹林を整備する人が少なくなってきているという問題も深刻です。

竹の成長は早いので、際限なくどんどん成長していってしまいます。竹が生えすぎてしまうと他の木ができなくなって山の中の森林環境が変わってしまい、イノシシなど森の生き物が住めなくなってしまいます。
このような理由から、我々は、消費されないと森林環境に深刻な影響を与えてしまう竹を積極的に使用しています。特に、この製品は山口県の竹害を解決することをきっかけに生まれたものなので、山口県産の竹にこだわっています。

竹を用いるようになったきっかけ

そうだったんですね。ありがとうございます。
そのきっかけについて詳しく伺っていいですか。

はい。これが15年ぐらい前のエシカルやサスティナブルという言葉がまた全然使われていなかった時代なのですが、私が現在住んでる山口県というのは、毎年全国のワースト3ぐらいに入るくらい竹害がひどいところだったんですね。

実は山口県の竹害を解決しようとしたことがこの製品のできたきっかけなんです。地域の中でも地域課題という形で、この竹を使って何か産業を起こして地域活性化を図ろうという意図で、県と産業と大学の先生が一緒になって研究を進めていました。
その中で、竹にはお肌に良いとされるカリウム硫黄ケイ素というのが豊富に含まれていることがわかったので、これはスキンケアにいいんじゃないかという発想を得ました。そこで、試作品をアトピーで困っていた方に一度使ってもらうと、症状が改善されて本当に良かったっておっしゃってくださったんです。それが商品開発の契機となっています。

何がきっかけになるかわからないですね。ありがとうございます。

今後の展望

今回は、竹炭を使用した商品だったんですけれども、今後他の環境に良い商品を作っていこうかっていうような思いがありましたら教えていただきたいです。

現在、竹を使った商品っていうのを水面下で様々推進しているので、竹炭を使ったシャンプーリンスを考えております。あとは会社の方針として、環境課題になっているものを竹に限らず用いて、化粧品スキンケア製品を開発できればと思っています。
例えば、海をもっときれいにするというものを開発したいと思っています。

ありがとうございます。海というところをもう少し詳しくお聞きしてよろしいですか?

例えば、海苔というのも実は山口県も有名な産地でもあったのですが、年々この異常気象の中で温度が上がっていて良い海苔が取れなくなってきたりとかしていて、取れた海苔も廃棄されてしまうことがあります。
食べ物としては駄目だからといってそのまま廃棄しちゃうっていうというわけではなくて、その中にミネラル成分ってのがしっかり入っているので、それで例えばシャンプーやリンスを作るとかそういったこともできればいいなと思ってます。

他にも、塩を作る時に残ったにがりでボディクリームを作るのもいいのかなと思っています。楽しく自分も綺麗になって、それを使うことでまた環境も綺麗になればいいなというのが私たちの会社のモットーとしてあるので、そういったものを作っていけたらなと思ってます。

とても素敵なお考えですね。これでインタビューは終わりです。ありがとうございました!

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