エシカルインタビューVol.36 森から生まれたエシカルスキンケア BIOFEAT.

エシカルインタビューVol.36 森から生まれたエシカルスキンケア BIOFEAT.

活動内容

本日は森から生まれたスキンケアブランド『BIOFEAT.』様にお越しいただきました。よろしくお願いいたします。

よろしくお願いします。

それでは早速、事業内容についてお聞かせください。

BIOFEAT.は日本製紙グループのパピリア(株)と(株)ファンケルラボがコラボレーションしたことで誕生したエシカルスキンケアブランドです。お客さまとダイレクトに密なコミュニケーションを取るために、自社が運用するEC(電子商取引)サイトで製品の直販を行っています。

共同ブランドを立ち上げるまでにはどのような経緯があったのでしょうか?

もともとファンケルラボ側は化粧品のサンプル製造や紙おしろいなどの製造を行っており、化粧品や医薬部外品の製造販売業許可を保有していました。そのため単独でも自社ブランドのスキンケア製品の販売は可能だったんです。

一方日本製紙グループはバイオマス素材である「セレンピア」という化粧品原料を持っていました。互いが持つ技術を活用した自社ブランドを立ち上げてみないかという話が上がり、これがBIOFEAT.の出発点になりました。

エシカルなポイント

ありがとうございます!
早速ですが、取り扱っている製品のエシカルなポイントについて教えてください。

BIOFEAT.のコンセプトは「森、肌、自然。」です。環境に配慮し自然回帰素材にこだわったエシカルスキンケア製品を提供することで、お肌も地球も守ることを目指しています

森林由来の成分を独自のナノ技術で引き出しているとのことでしたが…

そうなんです、この成分こそが日本製紙のオリジナル原料である「セレンピア」です。セレンピアは木材繊維をナノレベルまで細かくほぐすことで生まれる成分です。

セレンピアはヒアルロン酸と同等の保水性を持っており、BIOFEAT.スキンケア製品が生み出すしっとりの素になっています。0.5%水分散体でとろとろに、3%水分散体ではぷるぷるのコラーゲンボールのようになるので、様々な化粧品に応用できているんです!

セレンピアがBIOFEAT.様の製品の高い保湿効果を生んでいるのですね!では、地球を守るという点についても伺いたいです。

はい、私たちはこのセレンピアとバイオトレード原料というものを配合することでエシカルな化粧品づくりに取り組んでいます。バイオトレード原料とは、発展途上国で生産から加工まで行われ、適正な価格での取引を達成した作物由来の原料のことを指します。現地産業やフェアトレードに参加することで、現地生活者の持続的な生活向上や途上国の発展を支援することができるんです。

また容器にはサトウキビ由来の原料を使用したバイオプラ容器を積極的に採用しています。また包装にも責任のある木材資源を使用したパッケージであることの証、森林認証紙を使用した化粧箱をご用意しています。

原料から容器、包装までこだわり抜いて素材を選ばれているのですね!

こだわりのポイント

BIOFEAT.様のスキンケア製品にはセレンピアを含めて5つの森の恵み成分が配合されているとお聞きしました。

はい、ぜひ残りの4つの配合成分についても紹介させてください。他には世界的に美容分野で用いられているツボクサ由来の「ツボクサカルス順化培養液」、天然のポリフェノールと呼ばれる「フランスカイガンショウ樹皮エキス」、先ほども触れたバイオトレード原料である「キノア種子エキス」、プロバイオティクスである乳酸菌から得た水溶液の「乳酸球菌培養溶解質」を配合しています。

これらすべてが厳選された保湿成分ですので、洗い上がりもつっぱることのないしっとり肌に仕上げることができます。化粧水やクリームにも配合されていますが、高保湿を誇るため翌朝もハリツヤを実感していただくことができます。

まさに森林由来のスキンケア製品ですね!

実は香りも森林由来なんです!香り付けには「オレンジ果皮油」「ローマカミツレ花油」「ティーツリー葉油」の3つの天然精油を配合した柑橘系オリジナルコンプレックスを使用しています

自然な香りで朝は気持ちのリフレッシュを促し、夜はリラックスタイムへと誘います。合成香料は一切配合せず、自然な香りにこだわっています

エシカルに対する想い

続きまして、エシカルな製品を扱う理由や想いを教えてください。

SDGsの達成やエシカルな取り組み、環境配慮への貢献は、毎日の何気ない消費の視点を少し変えるだけではじめることができる実は身近なアクションです。ですから直接的な問題解決とは言わずとも、一人でも多くの方に自分たちも間接的にでもエシカル消費に取り組むことができるということに気が付いていただきたいです。
日本製紙グループの化粧品事業部としましても、これからもより多様な環境貢献方法を模索していきます。

ありがとうございます!消費活動についてですが、一般的にスキンケア製品を購入する際の基準・注意すべきことは何でしょうか?

肌質や肌悩みにあったスキンケア製品を選ぶことだと思います。今はSNSなどで簡単にスキンケア製品のレビューを確認することができますが、誰かが良いと言ったものではなく自分にとって良いと思われるものを選んでいただきたいです。お肌の状態は千差万別ですので、含まれている成分を確認したり実際に手などにつけて感触をよく確認したりしてから使いはじめることをおすすめします。

お肌を守るためにも、買い物に失敗してゴミを増やしてしまわないためにも必要な心掛けですね。
他にも何か、創業者様自身が日頃から心がけているエシカルな行動はありますか?

エコバッグやマイボトルを持参したり、食材は大量買いせずに使い切れる分だけ購入したりしています。本当に日常的にできることから一つずつ取り組むようにしています。

今後の目標や展望

最後になりますが、今後の展望と目標を教えてください。

製品ラインナップを増やし、どなた様の肌にも合い長く使いたいと思っていただけるアイテムを手掛けていきます。一つのアイテムがきっかけとなり、より多くのアイテムをより多くの方に愛用していただけるようなブランドになりたいです。また今後もエシカル消費に貢献していくために、製品そのもののエシカル要素をより高めていきます。

本日は『BIOFEAT.』様にお越しいただきました。ありがとうございました!

こちらこそありがとうございました!

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