バードフレンドリーコーヒーとは?
コーヒー豆のうち、渡り鳥の森を守るためのある特定の条件を満たしたものをバードフレンドリーコーヒーとして認証し、販売しています。
二つ目がすごく特徴的なんですけど、シェードツリーといわれる、コーヒーには日陰を、鳥には憩いの森を提供する木の下で作られるという点です。
ちなみにシェードツリーを用いた栽培じゃない普通のコーヒー栽培っていうのはどのようなものなんですか?
バードフレンドリーの方がより自然な栽培方法のように感じますね。
原生林にはどんな鳥が住んでいる??
少し話は戻ってしまうんですけれども、具体的にどんな渡り鳥が生息しているんですか?
とってもいろんな鳥がいるんです。1,780種類以上の渡り鳥が世界のバードフレンドリー農園を利用しています。熱帯ってやっぱり鳥が多いイメージもあるかなと思うんですけど、中でも有名な鳥を二種類今日はご説明します。
もう一種がハリオマイコドリです。ムーンウォークをする鳥の仲間ということで話題になった鳥なので、もしかしたらご存じの方もいるかもしれません。
是非興味をもった方はその他の鳥についても調べていただけたらと思いますが、このようにユニークな文化とか特性を持った鳥っていうのが森林には多数住んでいます。
バードフレンドリーコーヒーの売り上げの一部はアメリカのスミソニアン渡り鳥センターというバードフレンドリーを運営しているところへ寄付されます。彼らがこの渡り鳥の保護活動とか研究活動をしており、どこをピンポイントで保護すれば渡り鳥が暮らしやすくなるかっていうの研究をしています。その様子の一部はバードフレンドリーコーヒーのInstagramでも公開してるのでぜひ見てみてください。
農園の視察などもされるんですか?
そうですね。これはバードフレンドリー特有というよりも商社一般のお仕事なんですけれども、実際に現地の農園に行ってシェードツリーの状態とか農園での鳥の生態系とかを見ています。今年のコーヒーがどういう風になってるかなとか木が病気になってないかなとかそういう品質を確認する面でも視察というのは行っています。
商品ができたきっかけ
次にこの商品が生まれたきっかけについて教えてください。
はい。バードフレンドリーコーヒーができたきっかけは1970年代まで遡ります。その当時、アメリカでは渡り鳥の減少が問題になってきていました。
皆さんも沈黙の春っていう本をご存知かなと思うんですけど、あの本にも象徴されてるように鳥たちっていうのはアメリカの人々にとってすごく身近な自然で、この鳥が鳴かなくなるとか姿を消すとかということは環境破壊の表れと結びつけられてきた経緯があります。ですから、渡り鳥の減少は人々の関心事となったのですね。
そこを守ることが渡り鳥を守ることにつながるのではないか、っていうことで1999年バードフレンドリー認証っていうのがスタートしました。以上が歴史的な経緯です。
商品への想い
このコーヒーはどのような方に手に取っていただきたいですか?
そうですね。コーヒーって本当に多くの方にとって身近な飲み物で毎日飲む人もたくさんいると思うので、基本的には本当にどんな方にも飲んで頂きたいなと思います。
中でもエシカルとか未来の環境を守る事っていうのに関心を持っていただいてる方にぜひ手に取って一緒にコーヒーや社会の未来を良い方向に進めていって欲しいなっていう風に思います。
まさに一杯からできる環境保護活動ですね!
今後の展望
本日は素敵なお話ありがとうございました!