エシカルインタビューVol.31 ごみの重量を減らせちゃう!?生ごみ用水切り紙袋 シンクリン

エシカルインタビューVol.31 ごみの重量を減らせちゃう!?生ごみ用水切り紙袋 シンクリン

活動内容

本日はショップサイト・カンキョーダイナリ―を運営する『大昭和紙工産業』様にお越しいただきました。よろしくお願いいたします。

よろしくお願いします。

早速ですが、まず『大昭和紙工産業』様として手掛けている事業内容について教えてください。

はい。私たちは、紙袋などのパッケージやクッキングシート、ティッシュや絵本など、幅広く紙の加工品を製造・販売している、今年で81年目の紙加工メーカーになります。紙製品を多く取り扱っている会社で、最近では環境問題カンパニーとして、環境対策製品なども取り扱っているエコな会社です。プラスチック製品から紙製品への切り替えを推進しているんですよ

なるほど、紙で環境対策を行っているんですね!では次に、カンキョーダイナリーの生まれた背景を教えてください。

カンキョーダイナリ―は環境問題に焦点を当てたメディア型のショッピングサイトで、「地球を想えば、ちょっとの不便も楽しめる。」をテーマに様々な活動を展開しています
売り上げの一部は、私たちが賛同している環境保全団体の活動に役立てられ、お客様もお買いものをしながら環境問題に取り組むことができます。

こだわりのポイント

ありがとうございます。

今回ご提供頂いたこの商品についてのこだわりのポイントを教えてください。

シンクリンは、自立型の紙袋の下に穴が開いているシンプルな商品です。エシカルな素材を使いながら、従来のプラスチック製ネットの代替品として使用できます。使い方は簡単で、「紙袋を広げて生ごみを入れる→水気を絞る→捨てる」、この3ステップのみです

紙袋は透けないので、口を閉じれば生ごみを隠せてシンクもスッキリします。側面や底面には水切り穴が付いていて、袋の上を折って押さえるようにすれば、ネットに比べて手を汚さずに水気を絞れます。

すごく機能性がありますね!

そうなんです!水気を絞ることで生ごみの嫌な臭いも軽減でき、ヌメリも気になる三角コーナーの掃除が不要になります。紙袋ごと生ごみとして捨てられるので、作業効率が良く、毎日の家事のストレス軽減にもつながります

また、湿潤紙力剤と呼ばれる製紙用の薬品を紙全体に練り込んであるため耐水性があり、紙袋が破れる心配もありません。水は染みてきますが、とても丈夫です。

紙を扱う商品を手掛けているからこそのアイデアや技術が詰まっているんですね!

エシカルなポイント

こちらの商品なのですがどのような点がエシカルなのでしょうか?

実は生ごみの重量の約80%を占めているのは水分で、水切りをしないままごみ処理をしてしまうと、大量の水分をそのまま焼却処分することになります。必然的に焼却にも時間がかかり、焼却場の燃焼コストが上がってしまいます。

そこでシンクリンを使って水気を絞ることでごみの重量軽減につながり、おのずとごみの輸送時・焼却時の燃料を減らし、二酸化炭素の排出量を抑えることができます

実際にどれぐらいごみの量を減らすことができるのでしょうか?

シンクリンで水気を絞った結果、ごみの量を10%以上軽減することができたとの報告があります。

さらにカンキョーダイナリーは、販売する過程でもごみを減らす工夫をしています。

実は同じような商品が少量単位で100円ショップにも売られていますが、シンクリンはダンボールで200枚分お届けしています。ですから都度包装に使われるプラスチックごみがでることがなく、プラスチックを少しでも減らした暮らしを実践したい方におすすめのエコな商品です

商品を届けたい方

ありがとうございます。

こちらの商品はどのような方に手に取っていただきたいですか?

毎日の家事のストレスを軽減したい主婦の方はもちろん、日々の暮らしと環境問題を紐づけるのは難しいと考えている方にもぜひ手に取っていただきたいですね

幅広い層に手に取っていただきたいですね。

そうですね。身近にエコ活動を実践できる商品として、「ごみを減らすなんて難しそう」という考えが少しでも変わるきっかけにしてもらえたらと思います。

創業者の方のエシカルに対する想い

ありがとうございます。

ではここで改めて、エシカルな商品を扱う理由や想いを教えてください。

はい、これまで私たちは、丈夫で加工がしやすいプラスチック製品の便利さに恩恵を受けて生活してきました。しかし今、石油由来のプラスチック廃棄を起因とする環境問題が顕在化してきています。

便利さを追求するだけではなく、私たちの暮らす地球のことを>(大なり)と捉え、ちょっとの不便も楽しみながら、サステナブル地球にも自分にも優しい暮らしをつくっていきたいと日々考えています

地球にも自分にも優しい暮らし、素敵ですね!

そしてその暮らしをお客様とつくっていくために手掛けているのが、カンキョーダイナリーです。ショッピングサイトに訪問してくださるお客様が日常の中で、地球環境のことを想う時間が少しでも増えるきっかけになれば、大変嬉しく思います

シンクリンを手掛けているからこそわかる、生ごみを処理する際の基準や注意すべきことについても教えてください。

まずはごみを濡らさないことがポイントです。お茶やコーヒーの出がらしなど、種類によっては大部分が水であるものもあります。多くの水分を含んだまま捨てられ、陽にあたると強い悪臭が発生してしまいますので、きちんと水気を絞った状態でごみに出していただければと思います。

なるほど。他にも何か、日頃から心がけているエシカルな行動はありますか?

そうですね、「買いすぎない」「作りすぎない」「食べ残さない」の3「ない」行動を意識しています。日常生活で出るごみの量を減らすことで、焼却処分時の二酸化炭素排出量を抑え、地球への負担を軽くすることにつながります。不要なものを買わないという理由で、お財布にも優しいです。

今後の目標や展望

普段から環境に対して高い意識をもたれているんですね!

最後の質問になりますが、今後の目標を教えてください。

シンクリンだけでなく、紙加工メーカーとしての強みを活かして、環境問題の解決に寄与できるオリジナル商品の開発を進めていきたいです。また今後、地球温暖化問題や海洋プラスチックごみ問題など、環境問題に関する情報プラットフォームとして、情報コンテンツを充実させていく予定です。

お客様とコミュニケーションをとりながら、より良いショップサイトにしていきたいと思いますので、インスタグラムやショップの方へ、ご購入いただいた商品のご感想やご要望など、お寄せいただければと思います

ありがとうございます!

本日は『大昭和紙工産業』様にお越しいただきました。ありがとうございました!

こちらこそありがとうございました!

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