エシカルインタビューvol.2 地産地消を意識したサステナブルな「フードコスメ」ORYZAE

はい。よろしくお願いします！

フードコスメORYZAEはその名の通り食べるコスメです。具体的には糀のソースとなっております。よく塩麹とか甘酒とか聞くと思いますがそれに近いですね。

現在ソイ(SOY)・スイート(SWEET)・ソルト(SALT)の3種類をご用意していて、普段のお料理に気軽にお使いいただけるようなチューブタイプの商品を販売しております。

はい。世界観にこだわった商品なのが特徴の一つと言えると思います。

例えばメール便で商品をお届けしていますが、仕事終わりにポストにORYZAEが届いていてちょっと嬉しいと思ってもらえたり、同封しているレシピやコンセプトブックでちょっと一手間ORYZAEを使って、心も身体も美味しくハッピーになれたり。そんな日常をお届けできるのが私たちの商品の特徴かなと思っています。

そうですね。

おっしゃる通りエシカル・サステナブルを大事にしています。まず原料もそうですが余計なものは入れないというのがあるんですね。

私たちはソイ(SOY)、スイート(SWEET)、ソルト(SALT)の3種類を扱っていますが、基本は糀しか使っておりません。無農薬・無添加の糀と味付けのための塩とか醤油を入れてるだけで、他に余計なものは入れないところはエシカルに通ずるものがあると思っています。

また、先ほどメール便で配送しているとお伝えしましたが、メール便は配送にかかるCO2排出が少ないメリットがあります。そのためパッケージもメール便に収まるようにするなど環境意識を起点にサービスを作っております。

私たちとしてはサステナブル・循環する社会を作るというのがビジョンとしてあります。

食米としては使われなくなった前年度産のお米は水分が少なくなっているので糀との相性は良いです。私たちはそういったお米を製品に使用することでフードロスを防ぎ、アップサイクルしています。

発酵の力を借りることで 新しい付加価値を与えて、お客様にお届けするという価値観。そういうサステナブルな価値観を私たちは持って事業を行っています。

背景には代表の小泉が学生時代、米農家で働いた際の経験があります。

弊社の代表の小泉は3年ほど前の大学生の時に起業しました。栃木県の大学なのですが在学中1か月ほど無農薬の米農家さんで働く機会があったそうです。その際、こんなに美味しい無農薬のお米を作っているのにそれが100%報われていない社会はおかしいと思い、お米を使い新たな付加価値をつけて、日本の農家の衰退する現状を変えたいという思いが芽生えたそうです。

試行錯誤する中で、お米からできた糀を使った商品ができあがっています。

糀に行きついた背景として「発酵」のキーワードが重要でした。

発酵ってすごいなと思っていて、食品だと納豆、キムチ、ヨーグルトみたいに美味しいものがたくさんありますよね。あとコンポストといういわば「生ゴミ処理機」みたいなのがあるんですけど、その中で食品の残りかすを発酵させると肥料になります。さらにそれが土と一緒に植物を育てて、またそれを動物が食べ、生ゴミになって発酵して肥料になる。

そういう循環する発酵の力に対してとても大きな可能性があると感じています。それが理由でお米、そして発酵を軸に商品作りをしたという背景があります。

今後の展望としてまず糀ソースを皮切りに他にも様々な商品の展開を考えています。

直近でいくと、糀のドリンクとシリアルを作っていて向こう一か月ぐらいで販売する予定です（インタビュー時点。すでに発売済）。是非皆さんにもお試し頂ければ幸いです。

糀は全部で3種類(ソイ・ソルト・スイート)ありますが、実はすべて3種類をベースに様々な商品を作っています。

ありがとうございます！

糀のドリンクは、甘酒の甘さを活かしたものになっています。

もう一つのグラノーラは、ORYZAEのスイートを砂糖の代わりに用いた健康的な糀のシリアルを目指して開発しております。

お客様のライフスタイルに合わせて気軽に糀を日常に取り入れられるような商品作りを念頭に、今後もたくさんの商品をお届けしてまいりたいと思っています。