エシカルインタビューVol.6紙でできたエコなハンガー「ストローハンガー」 Straw Hanger Yokoi

エシカルインタビューVol.6紙でできたエコなハンガー「ストローハンガー」 Straw Hanger Yokoi


ストローハンガーについて

 

本日はストローハンガーでエシカルな活動をされているStraw Hanger Yokoi様にお越しいただきました。本日はよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

それでは早速、Straw Hanger Yokoiさんの活動内容を教えてください。

はい、紙でできたハンガー、「ストローハンガー」という商品を販売しています。

 

なるほど、紙でできたハンガーとは気になりますね!
まずは、ストローハンガーの特徴を教えてください。

そうですね、紙で作られているからエコなのはもちろん特徴なのですが紙ならではでできることが多いのがこちらの商品の特徴だと思います。
例えばなのですが、マスキングテープで自分なりのアレンジをしたりだとかよく売っているようなステッカーを自分の好きなように配置してみたり、自分オリジナルのハンガーにすることができます

他にも企業様のブランドロゴを印刷したものをお店で使っていただいたり、飾っていただいたりもできます。
こういったものはプラスチックや木のハンガーではできないことなので、そういう意味では紙ハンガーの大きな特徴だと思います。

エシカルなポイント

ありがとうございます。自分なりにアレンジできるの良いですね!
次にエシカルなポイントを詳しく教えて頂けますか?

エシカルなポイントは大きく分けると二つあります。
まず、原料として使っている紙がただの紙ではなく古紙という点ですね。断面を見ていただくとグレーの紙が分かると思うのですが、全体の比率で言いますと70%は古紙でできていますリサイクルペーパーをできる範囲で使っているのがエシカルなポイントの1つ目ですね。

もう一つが製造するたびに排出されるCO2の量です。紙ハンガーとプラスチックハンガーをそれぞれ1つ製造する度に排出されるCO2を比べますと、紙ハンガーはプラスチックハンガーの3分の1しかCO2を排出しないんですよね。データ的な話となるのですが、ここが2つ目のエシカルなポイントとなります。

古紙ってお菓子の箱であったり、薬の箱であったりとか意識していないから気づいてないだけで様々なところに使われているんですよね。わざわざ環境に良い紙を開発したり、環境に良い仕組みを考案したりとか難しいことをしなくても古紙の活躍する場を1つ増やすだけで環境保全に貢献することができます

ありがとうございます。普段何気なく使ってるいる物の多くに古紙が活用されているのですね。

最初は環境のことを凄く考えて取り組んでいたのですが、いざやってみると何気に皆んなが使っているものを少し工夫したら十分にエコなんじゃないかという気軽さに気づきました。その気づきから生まれたのがストローハンガーですね。

エシカルな商品を作ろうとしたきっかけ

意外とエシカルって重いものじゃなくて、凄く身近なものなんですね。
エシカルな商品を作ろうと思ったきっかけをお伺いしてもよろしいですか?

私は元々は服のパーツを取り扱っている会社で働いていたんですけど、その頃からアパレルの業界のあまり良くない面がネットで囁かれるようになっていました。私の周りには、そう言った問題を解決しようと頑張っている方が多くいたんです。そういう方々に影響されてほんの少しでも自分自身で出来ることで、なおかつ自分が今までやってきたことを活かせる事を始めようと思ったのがきっかけでした

使用感の違いは?

ありがとうございます。そういった経緯があったのですね。
プラスチック製のハンガーとの使用上での違いとかってありますか?

そうですね。脱水された服をこちらのストローハンガーにかけていただいてベランダなどで干していただいても形が変わってしまうだとかはほとんど無いかと思います。ちなみに、ベランダに100日間吊るしっぱなしという実験も行ったのですが、思ったよりも変化が無かった結果にもなりました。

プラスチック製のものと違って紙ハンガーには摩擦があるので、そういった意味では服などをかける際に少し違和感などがあるかもしれないのですが、日常的に使う分には全く問題ない商品に仕上がっているかと思います

 

紙って聞くと丈夫さとかに心配があると思うですが、そういった調査が行われているとのことで安心して使えますね!

まだ認知度も低く、どのような物かあまり分からないと思うので是非一度手に取っていただいて丈夫さだとか使用感を知っていただきたいです。

今後の取り組み

カラフルで使用感も抜群な商品となっています!
最後に今後の目標や展望を教えてください。

私自身もこのブランド立ち上げて、紙だから本当にプラスチックより優れてるのかって言ったら案外そうでもないということはやっぱり多かったのがわかった事も実情です。ただ、プラスチックを減らそうという世界的な大きな流れの中で、紙に置き換わることがもったい無さの気づきになればと思っています。紙でもプラスチックでも「使い捨て」をしてしまえばいくら「タダ」でももったいない事には変わりない。まして普段何気なく使い捨てていたプラスチックや受けていたレジ袋のサービスとかは本当はタダじゃないんだよって。ちょっとした勿体無さの気づきになるようなブランドにしていきたいです。

エシカルって聞くと壮大なものなのかなって思っていたのですが、今回インタビューさせていただいて意外と身近なものなんだなって気づきました。

そうですね。私も自分たちが楽しめるような商品もしくはそういったことに気づけるような商品にしていきたいと思っています

応援しています!
今回はストローハンガーでエシカルな活動をされているStraw Hanger Yokoiさんにお越しいただきました。本日はありがとうございました!

ありがとうございました。

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